ストローク 戦術

相手を振り回す(左右←→・前後○●・高低↑↓)

2024年2月8日

相手を左右前後高低に振り回す

ラリー戦で相手を左右前後高低方向に動かしてミスを誘う戦術

左右交互に打つ

左右交互に配球する方法です。相手を左右に動かすことで、ミスショットを誘います。相手をどれだけ長い距離を走らせ、切り返し動作をさせるか。呼吸を乱すと、筋肉まで十分な酸素がいかなかったり、頭がふらついたりします。とにかく息をあげることが目的です。

☆注目ポイント☆ 相手の呼吸を乱し、カラダのバランスやスイングを崩す


【注意点】
相手を左右に振り回すと、自分も左右に振られやすい状況になります。
自分はなるべく走らずを心掛けましょう。

前後に振り回す

ベースラインからなるべく後ろに下げるような深いショットと低い浅いショットを打って前後に配球する。テニス経験者で横の動きは強いが、前後の動きに弱い選手は多く、前後の動き(前後ポジション)を意識していない人は意外と多いので、そのポイントを狙う。また遠近感を利用することで視覚的な弱点をつくこともできる。※注意点は浅いショットを打つ時です。浅いショットは相手のチャンスボールになりやすいです。ここで意識したいのが、深いボールで相手の位置を下げてから浅いショットを打つということです。ネットの位置から遠ければ、同じ浅いショットでも相手の余裕も違ってくるので、前後の距離が重要です。

高低に振り回す(重心編)

高い軌道の打球と低い軌道の打球の打ち分けにより、相手に高い打点で打たせたり低い打点で打たせる。足の曲げ伸ばしや腰の位置が上下して打つ必要があり、上下方向の重心変化を利用してミスショットを誘う。一般的に、カラダの重心が高いときは高い打点で打ちやすく、低いときは低い打点で打ちやすく、その逆の原理すなわち重心移動に伴う相手のバランスやスイングの乱れを作り出す。ここで注目すべきは、重力に逆らうとカラダへの負荷が違うので、相手を疲労させるのに有効な手段である。さらに、誰しも得意な打点位置があり、そこから遠い打点ほど打ちづらくなる傾向です。一般的に、打点の高さは腰から肩の位置で打つことを推奨されていますので、そこを外すのも有効です。

上下に振り回す(目線編)

目線の上げ下げは、カラダのバランス・平衡感覚に影響を与えます。また、眼球の動きだけでなく、首の動きや上体の動きが大きくなるほど、呼吸動作の妨げになり、十分な酸素を取れず疲労を早める作用もあります。上級者ほど、この目線の動きを減らすために、フットワークやライジングなどを用いて自分の最適な打点に入る習慣が身についています。

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