上達のカギ

『テニスは頭脳』の利点と弊害①

『テニスは頭脳』の利点と弊害①

私は身長やカラダが大きいわけではなかったため、純粋なパワーテニスに対抗するために頭を使って工夫を凝らしてきた。その中で経験したことを紹介します。

テニスは頭を使ってやるスポーツ

テニスはサービス、ストローク、ネットプレイなど様々な動きをする。加えて、枠の中にボールを収めながらの点取り合戦であり、サーフェスや環境の影響を受ける競技である。単純な動きの繰り返しではなく、素早い状況判断と決断を伴うため、テニスに頭脳を使うことは欠かせない。

頭脳を使ってプレーするとは?

「テニスは様々な要素に影響を受ける」ということを利用する。
例えば、強い風が吹いている状況で、風上では力強いボールで打っていくのに対し、風下では威力のないボールを打つと、相手に対して向かっていくボールの勢いに大きなギャップが生じる。その結果、ミスヒットや余分な動きが増え、相手の集中力や体力を削ることができる。強風を利用したプレーの一例。

頭脳を使うことの重要性

この例で重要なのは、強風を敵とみるか利用するかの違いでプレーに与える影響が全然違うということである。
今回の例は環境要素であるが、他にも自分、相手、サーフェス、ボールの種類や状態、試合形式などの要素を情報と捉え、どう活かしていくか頭で考え行動する力がとても大切になってくる。
もちろん練習の取り組みでも場面や状況を想定してできれば何倍もの効果になるはずです。

頭脳プレイで欠かせない3つの事

一つ目は、現時点で自分が打てるショットをしっかり把握しておくこと。そして、それを緊張した場面でどれくらいの質で実行できるかも知っておくと良いです。
二つ目は、練習のときから頭で考える癖をつけること。欲を言えば、普段の生活でもできると最強です。
三つ目は、冷静さを保つ方法を自分で作っておくこと。ポイント間の時間を使ったり、プレイ中や休憩のルーティンを作ったりすると良いです。闘志を燃やしながら、頭脳は冷静さを保つことが大切です。

頭脳とテクニックだけに頼ってしまう弊害とは?

頭脳プレイは良いことばかりに思うが、弊害とは何でしょうか。ぜひ考えてみて下さい。(テクニックという言葉をここでわざと入れている)
私も3年ほど前から弊害に直面し、今もその弊害を解消する取り組みをしています。その内容を他の記事でご紹介します。

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